見聞録10「ボリビア・サンタクルスに墜落した?球形UFO UFO墜落事件はロズウェルだけじゃない? その②」

見聞録10「ボリビア・サンタクルスに墜落した?球形UFO UFO墜落事件はロズウェルだけじゃない? その②」

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日本にもあった?UFO墜落事件

UFO墜落事件の代名詞と位置付けられるほど有名な「ロズウェル事件」。しかし、UFO研究家の間ではロズウェル事件だけが墜落事件ではない、という観点から地道な調査が行われてきた。その結果、驚くべきことにアメリカ以外でも同様の事件が起こっていたことが判明したのだ。同じ観点で見ていくと、実はこの日本にもUFO墜落と思しき断片情報が存在する。まだ詳しく紹介できる段階ではないが、こうした不可解な事件は特別なことではなく、陰謀論を持ち出す必要もない。なぜならば、大半の事件は地元で話題になり、また、地方新聞等でも速報されている可能性が高いからだ。ただし、事件そのものがUFOと結びついていないこと、また、その正体に関わる続報がほとんど報道されないために、時と共に埋没していくのがほとんどだ。今回紹介する中南米ボリビアで起こったUFO墜落事件もそうした事件の一つだ。

 

空軍によって回収されたUFOの写真

この写真は1979年8月17日にボリビアの地元紙エル・デバー(EL DEBER)の一面を飾ったUFOの写真だ。手前下にある球体が実際に墜落し、回収された謎の実物だ。全体が写っていないのが残念だが、どうやら完全な球体であったらしい。その右手にいるのが回収後に物体の解析を担当したボリビア空軍アカデミーのアリエル・コカ大佐だ。さて、この事件が明るみになり、UFO研究家たちに知られるようになったのは、前回紹介した「The Annual Crash Retrieval Conference(UFO墜落・回収事件に関する会議)」を主催し、UFO墜落事件にスポットライトを当てたライアン・ウッド氏の功績だ。彼は空軍情報局に情報公開法を通じてこのボリビアの文書を開示請求し、その結果アメリカ大使館発の驚くべき機密文書の存在が明らかになったのだ。UFO墜落事件が75件も収録されているライアン・ウッド氏の大作『MAJIC EYES ONLY』では事件の概要程度しか掲載されていないが、彼の素晴らしい行動力によって事件の詳細が明らかになったことは意義深い。実際に墜落した物体は何だったのか?その状況も含めアメリカ大使館のレポートからその概要を紹介しよう。

 

 

人工衛星の燃料タンクかそれとも・・・
事件はサンタクルス郊外で1979年8月8日に起こった。

・物体は火の玉であり、実際に目撃されている。
・火の玉が落下する直前に「大きな口笛のような音」が聞こえた。
・墜落の際に爆発するのが目撃されている。

実際に現場に落ちたのは球体で、写真が出回るようになってからは人工衛星の燃料タンク説が有力視されている。しかし、目撃証言とその状況には不思議な点も残されている。それは、火の玉が爆発したのにも関わらず以下の説明が難しい現象が残されていたからだ。

・墜落場所には球体の衝突痕がなかった。
・球体は破壊されていなかった。

さらに驚くべき証言は、火の玉が墜落した現場に3つ光を放つ謎の飛行物体、つまりUFOが地元の農夫に目撃されていたのだ。しかもそれは事件の翌日だったことだ。こうしたUFOの目撃証言さえも文書で報告しているところも重要なポイントであろう。

 

 

すでに公開されている重大な情報を見極める

さて、私はボリビアのUFO墜落事件を調べる過程で1つの教訓を得ることができた。それはあのアメリカでさえ、報告の第一報は地元の新聞から得ていたという点だ。陰謀論渦巻くUFO情報の中でこれは大変重要である。つまり情報源は公開情報であって、誰でもその情報を得ることができるという点だ。つまり真実に近づくには、情報に対する嗅覚と判断能力が不可欠なのだ。そういう点で考察すると、例えば皆さんの地元でも同じような事件はなかったか調べてみるのも一興だ。現代の事件だけでなく時代を遡って地元の歴史を探り、古文書や伝承などにも目を向けて情報を丹念に収集すれば大きな発見につながるかもしれないのだ。

 

アメリカ大使館のレポート先はDIA(米・国防情報局)だった!

さて、ボリビアのUFO墜落事件から明らかになったのは

・アメリカ大使館は駐在している国で起こった地球外からの落下物や国籍不明の物体の情報を収集し、アメリカ政府に報告している。

という事実だ。開示された文書を翻訳していくと、その宛先は国防情報局、つまり諜報機関であることが判明した。物体が何であれ、宇宙からやってくるものは速やかに情報を収集することが徹底されていることがこの事件で明らかになった。さらに『MAJIC EYES ONLY』の他の墜落事件を丹念に調べていくと、アメリカ政府は単に情報を収集しているだけではなく、物体の回収を試みていることも明らかになってきた。そうした事例はまた別機会で紹介したいが、ここで最も重要なのは、回収した物体を「どうしているのか」という点である。墜落した物体は、他国の機密事項である人工衛星かもしれない、または人類がまだ手にしていない未知のテクノロジーが詰まった宝物かもしれない。そして、アメリカはそれらを世界中から回収し、すでに徹底的に研究していると見るのが妥当だろう。

 

 

参考文献
・RYAN S. WOOD(2005)「MAJIC EYES ONLY」
・日本UFO調査・普及機構(2007) 『UFO Report Japan Vol.20』機密文書に見るUFO墜落事件の実態① サンタクルスに墜落した謎の球形物体

 

日本UFO調査・普及機構
代表 加藤純一
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電子書籍「UFO-飛翔体 遭遇とその軌跡