見聞録20 米国内では誰がUFO情報の全貌を握っているのか? その③

見聞録20 米国内では誰がUFO情報の全貌を握っているのか? その③

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ディスクロージャー・プロジェクトで衝撃の証言

米空軍は名称を変えながらも1940年代からUFOの調査を続けていた。また、米海軍もUFOとの遭遇映像を記録していたことが昨年2017年に判明した。それでは米陸軍はどうだろうか?2001年に有名になったディスクロージャー・プロジェクトで証言した元米陸軍のクリフォード・ストーン軍曹は、墜落したUFOの回収に関わったとして一躍有名になった人物だ。しかしクリフォード・ストーンはUFO研究家の間ではかなり以前から知られた人物であった。それは情報公開法を利用してUFO関連の機密ファイルを取得し、書籍化した実績があるからだ。その彼がディスクロージャー・プロジェクトで証言した自らの体験は、誰も聞いたことがない衝撃的かつ具体的な情報であった。それは彼の当時の任務が「UFOの回収」だったからだ。

 

:ディスクロージャー・プロジェクトの原書。500ページ以上に及ぶ。

 

 

13回もUFO回収任務に就いていた!

クリフォード・ストーン軍曹が退役したのは1990年。信じ難いことだが、それまでに彼が関わったUFO回収作業は13回にも及ぶという。彼が最初に関わったUFO回収事件は1969年ペンシルバニア州インディアンタウンの峠で起こった。彼らの任務は墜落したUFOの回収の他、墜落した機体から何らかの「油性物質」を取り除く作業も含まれていた。また、彼らを輸送する機体は核兵器が搭載されるはずだったため、NBC(核兵器、生物兵器、化学兵器)に関わる作業が可能な装備を備えていた。当時、彼は放射能測定器であるガイガー計測器を持って、墜落したUFOの機体表面をチェックするために近付いた一人だった。ここで推測できるのはUFOが墜落するということは、核兵器と同じように放射能汚染の可能性があるということだ。だからこそ、回収の際にはNBCの専門知識があり、さらに訓練された特別な陸軍の部隊が投入されたのだろう。

 

1940年代から墜落していたUFO

彼らが到着した時には墜落したUFOを投光器で照らしていた別なチームもいたと証言しており、UFO墜落に関する部隊は複数存在し、複合的な作業だったことがうかがえる。これらの部隊投入や現地での作業を考えると、決して場当たり的な回収作業ではなく、墜落したUFO回収に関するマニュアルが存在し、それに沿って作業が進められていたと考えるべきだろう。とても『墜落した機体から何らかの油性物質を取り除く作業』や、『放射能測定』などの具体的な作業が場当たり的な作業とは思えないからだ。それらは経験に基づく作業であり、1969年の段階ですでに確立されていたとしたら、米軍はUFOの回収について一体どれほどのノウハウを蓄積しているのだろうか?それを補足するような彼の証言がある。それは、墜落した数は少ないものの、UFOは1940年代から墜落し、回収されてきたというのだ。1940年代からの経験値を考えた時、やはりUFOの実態について最も知識と技術を有しているのは米政府ではなく、古くから実際にUFOに関わってきた米軍だと言えるのではないだろうか?

 

:元米陸軍のクリフォード・ストーン軍曹によるUFO関連の機密文書で構成された書籍。

 

 

未だに決定打がない墜落したUFOの証拠

しかし、具体的すぎる証言には疑問もある。それは彼自身の証言を追認する陸軍関係者がいないということだ。政府や軍に所属していた人たちが一斉にUFOに関する証言をしたのがディスクロージャー・プロジェクトの特徴だが、近年その証言に疑惑の目が向けられている事例や、虚偽が暴かれてしまった事例もある。軍や政府に所属していたから全ての証言を信頼できる、というのは危険な賭けでもある。ただ、彼の証言の真偽はともかく本当にUFOが墜落したのならば、陸軍が空軍や海軍よりも間近にUFOを見て、生々しくも具体的な作業を実行したという証言には十分な説得力がある。ところがUFO墜落に関する写真や映像などの決定的な証拠が全く登場しないという点では彼の体験談を信じ切れないという人も多いのではないだろうか?

 

墜落物を回収するムーンダスト計画

それでも機密文書の中には米軍が地球外からの墜落物を回収してきた事実が記録されており、それは「ムーンダスト」と空軍の「ブルーフライ」と呼ばれていた。この計画は米国以外の国々でも効力を発揮していたに違いない。実際、ある文書ではネパール政府が1968年にカトマンドゥで回収した4つの物体についての記録があり、その情報をアメリカが高い機密情報として回収し、秘匿しようと指示していた事実が記されている。実際には回収してきた数々の物体がUFOなどではなく、ソ連などの外国の人工衛星であったかもしれない。しかし、数ある回収物の中に「たった一つ」でも地球以外の物体があったとしたらどうだろうか?米国内だけでなく、世界中から墜落した物体を米軍が回収していた事実を考えると、やはりUFOの情報を最も的確に所有しているのは米大統領や政治家ではなく、常に現場でUFOと接してきた米軍ということになるのではないだろうか?

:1968年ネパールで回収された4つの物体に関する「ムーンダスト」に関する文書。

 

 

<参考文献>
UFO Report Japan Vol.20(2006)日本UFO調査・普及機構
DISCLOSURE(2001)Steven M. Greer
U.F.O.s ARE REAL(1997)CLIFFORD E. STONE

 

日本UFO調査・普及機構
代表 加藤純一
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電子書籍「UFO−飛翔体 遭遇とその軌跡」