アフリカで最も奇妙な動物10選

アフリカで最も奇妙な動物10選

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アフリカの地理的多様性は、世界で最も驚くべき動物たちの聖域ともいえるべき生息地を提供している。一部の動物はユニークな進化を遂げ、世界の注目を浴び続けるものもいるが、一方で面白い姿をしているのにその見つけにくさからなかなか注目されない動物もいる。

 

そこで今回はアフリカで出会うことができる最も変わった、かつ素晴らしい動物10選をお届けしたいと思う。

 

 

10.コロバスモンキー

 

アフリカの赤道地域に広く生息し、アフリカの野生動物数の増加に貢献しているコロバスモンキーは、それに相応しい世間の注目の半分も浴びていない。コロバスモンキーは木々の間をより速く移動するのに適応するため親指が退化していることから、「切り取られた」を意味するギリシャ語のコロブスを取って名付けられた。

 

枝から枝へと飛び移る彼らの動きは非常にアクロバティックで、地上から15mほどの高さまで大ジャンプすることもある。また体長よりも長い尻尾はバランスを保つのに役立つ。
背中の長い毛はパラシュートのような役割を果たし、次の枝に到達したときにスピードを緩める働きがある。黒と白のコロバスモンキーはアフリカ15か国に生息し、海岸林、内陸、山麓地帯、山林、拠水林など様々な森に棲み滅多に地面には下りてこない。

 

 

9.ハシビロコウ(Shoebill)

 

シリアスな顔に大きな鼻。これがアフリカ産のコウノトリに似た大型鳥だ。英語名のShoebillはその見た目通り、大きな木靴のような形をした口ばしが由来だ。が、大きいのは口ばしだけではない。この奇妙な鳥は、実に釣り合いの取れない姿をしているのだ。
高さは約150cm、長さ120cmで大きな足を持つ。見た目はまるで古代の生きた化石である。

 

コウノトリに似ているが、実はペリカンや鷺の仲間。ハシビロコウは主に熱帯東アフリカの南スーダンからナミビアの沼地に生息しており、沼地の王の異名を持つ。残念ながら見た目より弱い生物のため現在野生では8,000羽ほどしか存在しない。

 

 

8.蜜アナグマ

 

見た目の可愛さに騙されてはいけない。この動物は非常に攻撃的で、見た目とサイズは関係ないという良い例だ。かんしゃく持ちで、常に喧嘩を吹っ掛けたがる厄介な性質を持っており、ライオンだろうが、バッファローだろうが、時には人間に対してさえ攻撃を仕掛けてくる。彼らが噛み付く力は非常に強く、ライオンさえ撃退してしまう。しかし、彼らの強さは闘っている最中の持続性にある。一つの体勢を保てる時間が他の動物よりも長いため、大型の動物でさえも倒せてしまうのだ。一旦噛み付いたら離さないということだろうか・・・。可愛い顔して恐ろしいとはこのことだろう。

 

広範囲の生息環境に適応でき、サハラ以南のアフリカ全域で見ることができる。彼らは主に肉食だが、名前が示すように蜂蜜も吸う。彼らは蜂蜜に惹きつけられて鳴く蜂蜜ガイドと呼ばれる鳥の鳴き声を辿ってハチの巣を見つける。そして棒切れや石、枝を使って蜂蜜を得る姿が目撃されているので、道具を使うことにも長けている。実際、彼ら蜜アナグマは地球上で最も知的な動物の一つだと考えられている。

 

 

7.ブッシュバイパー(毒ヘビ)

 

夜この小さな蛇が狩りに出てきたところに出くわすのだけは勘弁してもらいたい。西アフリカと中央アフリカの熱帯林に生息するこの肉食のヘビは昼間は花の咲く茂みに隠れ日光浴をしている。
この変わったヘビはカモフラージュのためか、個々になんともカラフルな色合いをしている。異様に大きな目と、首より大きな三角の頭、そしてカラフルな鱗に覆われたその姿はまるで宇宙からやってきた生物でこの世の物とは思えない。

 

ブッシュバイパーは基本人間の居住地からは離れた場所に生息しているが、かなりの毒性を持ち、抗毒素も今のところ存在しないため、万が一噛まれた場合は致命的である。

 

 

6.アイアイ

 

子どもの頃によく歌った「アイアイ」で有名な猿。この猿を見て最初に思うことは何だろうか。スターウォーズに出てくるヨーダのミニチュア?いや、彼らは我々人間やチンパンジー、猿と同じ霊長類だ。マダガスカル原産の猿で、フサフサの尻尾は体長より長い。アイアイは夜行性で大きな目と耳を持ち、熱帯雨林の樹木に生息しており、地上に降りてくることはまずない。

 

アイアイはエコーロケーションを使用する唯一の霊長類でもある。コウモリのように超音波を使って物体の存在を測定する能力のことだ。また、彼らが食糧を見つけるために使うもう一つの方法は、長い中指で木を叩き、樹皮の下をうごめく昆虫の音を聞くのだ。そして同じ中指を使ってそれら虫を釣り上げる。

 

 

5.ディクディク

 

この小さなアンテロープ(レイヨウ)はあまりに可愛く抱きしめたくなるほどで、思わず一頭連れて帰りたくなるだろう。肩高はたった35.6cm程、体重も2.7kgしかなく、もしかしたら飼っている犬より小さいかもしれない。

 

ディクディクは、コンゴなど東アフリカや中央アフリカの乾燥した森林に生息。ご想像の通り、彼らは容易に捕食のターゲットにされやすい。その為ディクディクは背の高い植物が育つ場所を生息地として好む。しかし、その小さな身体で時速42kmとかなりの速さで走ることができる。ところで彼らの名前はどこから来ているか分かるだろうか。
彼らは脅かされるとジグザグパターンで走り、鼻を鳴らして「ディクディク」という音を出すのだ。

 

ディクディクは他のアンテロープ種とは異なり、群れで行動せず、雄雌のペアで行動する。
一度ペアになると一生添い遂げるそうだ。さらに、彼らは必要な水を植物から摂取するため、水場を求める必要がないという特殊性も持ち合わせている。

 

 

4.シマテンレック

 

マダガスカル東部の熱帯雨林と低木地帯にのみ生息する可愛い小さな生き物。カモフラージュと自己防衛のために使われる黄色い棘で覆われ、長い鼻を持つ。昼夜問わず活発に動く哺乳類の仲間だ。

 

またシマテンレックは哺乳類で唯一、鳴き声のような音を出すのに、昆虫やヘビのように身体の一部を擦り合わせる。背中の棘を擦り合わせることで昆虫のようなさえずり音を出し、仲間とコミュニケーションを図るのだ。その他、舌打ちのような音でコミュニケーションを取っているらしい。

 

 

3.オカピ

 

足はシマウマ、身体は馬のような見た目で遺伝子実験の失敗作かのようにも見えるが、実はキリンの仲間で、異なる動物のミックスでも、遺伝子実験でもない。
コンゴ共和国のイトゥリ熱帯雨林原産の動物で、まるでファンタジー映画の神話生物のようである。実際1900年に発見されるまで、オカピはアフリカのユニコーンのような伝説上の生物だと思われていた。
オカピはコンゴの深くうっそうととした森に適応するため、14Hzと超低周波を使って仲間とコミュニケーションを図っている。この低周波は人間には聞こえない。

 

絶滅の危機にあり、この地域の文化的シンボルとなっているオカピは孤独を好む動物でもある。

 

 

2.ツチブタ

 

長く突き出た豚のような鼻と、ウサギのような耳、カンガルーのような尻尾から、色々な動物のパーツを繋ぎ合わせたような姿で「ツチブタ」と呼ばれている動物。大きさ的には小さな豚ほどのサイズだ。名前に「ブタ」が付くがブタの仲間ではない。

 

ツチブタは、サハラ以南のアフリカ全土に広がる草原、サバンナ、森林、熱帯雨林など、様々な場所に生息する、単体行動を好み神出鬼没の夜行性動物である。正確に言えば、ツチブタはアリとシロアリがいる場所に現れる。遊牧民とでも呼ぶべきか。彼らは一つのアリ塚からアリ塚へと移動しながら生活し、移動するたびに捕食者から身を守るための穴を掘る。そして移動後放棄された穴はその後ヤマアラシやイボイノシシ、またはアヒルの巣穴となるのだ。

 

彼らは30cmもの長い舌で一度に100匹のアリを食べることができ、なんと一度食べ始めると5万匹ものシロアリを食べるというから驚きだ。またその鋭い爪はツルハシほどの強度があるらしい。

 

そして更に信じ難い事実が一つある。なんと、ツチブタはツチブタ目ツチブタ科ツチブタ属それぞれの唯一の現生種なのだ。そう、この地球上にツチブタのような動物は他にはいないということだ。しかしもっと訳が分からないのは、最も近い種族がゾウだということ。
確かに鼻は長いかもしれないが・・・。

 

 

1.センザンコウ(パンゴリン)

 

2017年にGoogleが世界で最も密輸のターゲットにされている動物として問題提起のために取り上げたセンザンコウ。(英語名はパンゴリン)硬いうろこに覆われたこの哺乳類は、アフリカの熱帯地域の森林とサバンナに生息し、鋭い爪を使って密集した茂みの下に穴を掘り生活している。センザンコウは、捕食者から身を守るために樹木に依存しているが、万が一攻撃された場合はアルマジロのようにボール状に身体を丸くしその鋭いうろこで身を守るのだ。

 

センザンコウの大きなうろこは人間の爪やサイの角などと同じケラチンが成分になっており、うろこは全体重の20%を占めるほどの重さがある。このような特徴を持つ動物は地球上でセンザンコウだけである。更にセンザンコウの舌は長く大きい。完全に伸ばすと40cmほどにもなり、なんと体長より長くなるのだ。サンゼンコウはアリとシロアリを食べるが、歯はない。そして非常に丈夫な胃を持っており、摂取した砂や砂利の助けを借りて食べ物を消化するのだ。

 

母なる自然は常に我々を驚かせる。この世界は偶然で溢れているのか、それとも入念に計画して作られたのか・・・この惑星で全ての生物を創造した母なる自然には大いなる遊び心があったに違いないと思わざるを得ない。

 

 

【ソース:BookAllSafaris