ドラキュラは知っていた?!若い血を輸血することで老年性疾患の発症が食い止められる??

ドラキュラは知っていた?!若い血を輸血することで老年性疾患の発症が食い止められる??

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どうも吸血鬼は若い女性の血に何らかの効果があることに気付いていたのかもしれない。

 

加齢に関連した病気治療のために、若い成人から輸血を受けるというスタートアップ企業が存在する。しかもロンドン大学の有力な遺伝学者がこれらの治験は冗談ではなく、現代医学において最も有望なベンチャーの一つにすることを真剣に考えているというから驚きだ。

 

Nature誌に掲載されたデータ分析について遺伝学者のデイム・リンダ・パートリッジ教授は、研究により若い血液が人を癌、認知症、心臓病などの病気から解放し、死ぬまで健康に生きることができることが示されたと主張する。

 

パートリッジ教授の活動は、アンブロシアと呼ばれるピーター・ティエルが支援するサンフランシスコの新興企業において高齢者に若い人の血液を輸血する一連の研究と治験を実現している。(この治療法が一般公開されると$8,000という高額な医療費がかかる)

 

パートリッジ教授の研究では、若いネズミの血液を与えられた高齢のネズミは老年性疾患を発症せず、鋭い認知機能を維持し、逆に高齢のネズミの血液を与えられた若いネズミには逆の効果を示したことが分かっている。
身体の健康を保つ分子を特定するため、動物の血液をもっと詳細に調査すべきだという証拠だと教授は語る。

 

「それらの特定は研究の最優先事項である」と研究報告には書かれている。
人間のマイクロバイオームと血液システムの両方の実用性は、治療上の操作を非常に興味深いものにするが、長期的な結果と副作用の可能性を確立するには更なる動物実験の必要がある。」

 

意外にも血液は最も実用的に入手でき、最も一般的調査が行われた組織ではあるが、動物研究では一般的に使用されていない。

 

 

アンブロシアでの治験には70名が参加した。治験者は35歳以上で、治験に参加するのに自らのポケットマネーで$8,000支払っている。
彼らには16歳から25歳のボランティアから採取された血漿(血液の主成分)が投与された。

 

それにより研究者らは、身体の特定状態を示す指標として知られる様々な主要疾患のバイオマーカーの改善を指摘した。
これには、高レベルになると心臓病になることが知られている血中コレステロールの10%減少も含まれる。
他にも、癌胎児性抗原と呼ばれるタンパク質の20%減少が認められた。このタンパク質は様々な癌を有する患者の体内で大量に見られることがある。

 

若い血液はまた、認知症患者の脳内に有毒な塊を形成するアミロイドタンパク質レベルを5分の1に低下させる効果を発揮した。
特に、アルツハイマー初期患者の55歳の治験者は、1回の輸血で状態が改善し始めた。
より重度のアルツハイマー病を患う高齢の女性も、同様の改善を示しているとアンブロシアは報告している。

 

アンブロシアの研究者たちは将来的に高齢者の人々が年に2回の注射を受ける未来を想像している。

 

とはいえ、いくつかの治験結果は、これだけ高額な治験参加費を支払ったのだから何かしらの結果を切望する治験者の想像である可能性も捨てきれないという。(想像妊娠のようなものだろうか)
科学者たちは長きに渡り動物実験においての若い血液が与える影響について研究してきたが、実は様々な研究結果が混在しているのだ。

 

これまでの米国の研究ではヒトの臍帯からの血液が「若返りの泉」の重要な成分である可能性が示唆されている。
スタンフォード大学の研究チームは、血漿に見られるタンパク質が加齢に関連する精神的衰退の影響を逆転させることを発見した。

 

しかし、カナダ・オタワ病院の専門家は、昨年7月に異なる数多くの発見をしている。彼らは若い女性からの輸血がどのように受容者の生存率低下に結びつくのかを指摘している。

 

まだまだこれから進む研究なのだろうが、近い将来老化を止めるために若い血液から採取した血漿を投与されるなんていうことが当たり前になるのかもしれない。

 

 

Daily Mail

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