中国がNASAを超える?燃料不要の「EMドライブ」の試作品が完成したと中国側が主張!

中国がNASAを超える?燃料不要の「EMドライブ」の試作品が完成したと中国側が主張!

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中国のプロパガンダ動画で、これまで「不可能」と言われてきた燃料不要の夢のエンジン「EMドライブ」の試作品を中国の科学者たちが完成させたとの内容が報じられた。NASAも長年に渡りEMドライブの可能性も模索してきたが、現実的な試作品を造ることは出来ていなかった。

 

EMドライブとは
EMドライブとはイギリスの航空宇宙技術者ロジャー・ショーヤが考案した宇宙船の推進方法である。マイクロ波を円錐型の鏡の密閉容器内で反射させるという原理からなる。太陽電池などで電力を得られれば、半永久的に加速が続けられると期待されている。しかし、この方法はニュートンの「運動の第3法則」に反するものであり、実現は不可能とも言われてきた。(参照:Wikepedia)


もし、この物理法則に反した推進法が現実となれば、人間は火星にたった10週間で行くことが可能になると言われている。


CCTV.comにアップされた「推進剤不要の推進法:CAST(中国空間技術研究院)科学者Chen Yue博士による中国EMドライブ」と題された動画の中で、中国の科学者がEMドライブを開発し、近々宇宙に持ち込むとの内容が語られ、試作品と見える装置も映し出されている。しかし、この推進装置の技術的な側面については何一つ語られていない。


とはいえ中国がEMドライブを完成させたと主張したのはこれが初めてではない。実はCASTは中国政府から資金的支援を受け、2010年からEMドライブ技術開発を行ってきた。更に、「IB Times UK」が報じたところによると、EMドライブ装置は既に完成しており、中国が地球の低軌道で実験も既に実施済であり、中国の宇宙ステーション「天宮2」でも実験が行われているという。

 

CASTの通信衛星部門のチーフであるLi Feng氏によれば、実際のところまだまだ試作品が生み出す推力は数ミリニュートンでしかなく、衛星に利用するには推力レベルを0.1-1ニュートンまで上げる必要があるという。

 

そのためには電力ロスを防ぐための内部構造の改善、衛星自身のどこにマイクロ波小型エンジンを取り付けるかという問題の解決など課題は多い。
「この技術は現状、理論の証明段階にしか過ぎません。しかし我々はこの技術を衛星技術に1日も早く導入したいと考えています。もちろん実現は大変難しいことですが、我々は成功するという確信があるのです。」とLi Feng氏は語っている。
ところが、その一方で昨年11月にNASAが発表したEMドライブの研究成果に対しては実験上のエラーが原因として多くの批判を受けた。推進力システムの専門家ブライス・カッセンティ氏も、このNASAの研究結果の背景には「平凡な説明」がつくと指摘している。
例えば、電流がドライブ内の部品を熱し、その熱が膨張したことで推進力のような力が発生したという可能性もある。このようなエラー要因を全て取り除くことが非常に困難であり、今後この研究がさらに進む可能性は極めて薄い。しかし、カッセンティ氏はそれでも「ゼロ」ではないとし、若干の期待を寄せているようだ。

果たして中国は本当に電磁推進エンジンを開発できたのだろうか。これがロケットに実装されるようになれば、地球人の宇宙探査は新たな時代迎えることになるだろう。これまで映画でしか見たことのないワープ航法的なものが現実になる日は近いのかもしれない。

 

 

【ソース:Daily Mail